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電脳網千句第9 賦白何百韻 4折表 2019.2.1~

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                          (京都大学図書館蔵)

  

  つつがなく友と相みて語りたき     香
   せんじ物とて苦し苦しと       姫
  久寿玉の柱をたのむ起き臥しに     草
   夕星(づつ)触るるかはほりの舞   月
  この島は南の海の果てにして      歳
   すぎさりし日のよみがへる筥     風
  うつくしき笛に誘はれ歩み出づ     舎
   律(りち)の調べを片待ちの松     衣
  寝ね難き秋の百夜を過ごしける     梯
   月も常より近く見えしを       香
  山裾の菊のかをりのただよひて     姫
   誰そ醸せるや大甕の酒        草
  あまびゑとふ絵札貼られし厨口     月
   嵐のさなか戸を敲く音        歳
   







   

 

    






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