電脳網千句第8 賦何垣百韻 3折裏 2018.1.7~

防人は霞める空を仰ぎ見て 歳
ふる里思ひ春の野に立つ 姫
あふれ咲く花の枝より鳥の声 香
つばいもちひの届くうららか 草
朝市に積まれし絵皿いとゆかし 月
目閉ぢ目を開け居眠れる猫 梯
前うしろ山あるむらの冬ごもり 舎
帰らざるもの雪のながめに 風
うつくしきひと夜の月の物語 衣
君待つ宿に萩は乱れて 歳
文を書く手をとめて聞く虫の声 姫
ふる里思ひ春の野に立つ 姫
あふれ咲く花の枝より鳥の声 香
つばいもちひの届くうららか 草
朝市に積まれし絵皿いとゆかし 月
目閉ぢ目を開け居眠れる猫 梯
前うしろ山あるむらの冬ごもり 舎
帰らざるもの雪のながめに 風
うつくしきひと夜の月の物語 衣
君待つ宿に萩は乱れて 歳
文を書く手をとめて聞く虫の声 姫