SSブログ

電脳網千句第8 賦何垣百韻 2折裏 2018.1.7~

lukeplaza3.jpg 

 

   つまもまた衣うつ音きくならん        衣
    旅にあらねど旅のこころを         風
   棹さしてうつせみの世を渡りゆく      姫
    ときに早瀬の浮きつ沈みつ        歳
   言の葉のことなる端のおもしろく      草
    かぎろふ辺り馬を追ひつつ        月
   思ふどち永きひと日を遊び和ぐ       梯
    馴染し里に花の舞ひ初め         舎
   旗の音混じりて風のおぼろなる       風
    御(み)しるしなきもとぶらひて候     衣
   僧ひとり荒野の冬の月の道         歳
    打ち棄てし名の口惜しき夜        姫
   白湯そそぐ器に深き藍のいろ        香
    まつさととあるしもうさの邑        草
    






     


 

       





  

 

 

 

    <<進行表はこちら>>

 


コメント(44) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。