電脳網千句第9 賦白何百韻 3折表 2019.2.1~
さわらびのかさねもうれし乙女らに 梯
さへづりのごと撥ねし笑み声 香
窓の外は樋つたふ雨のしきりなる 姫
昔戦のありし川の名 草
侘助のうつむき咲ける御寺内 月
僧登り来る坂の底冷え 歳
読まぬまま文を返すもくちをしく 風
まつやと告げよ秋のはつ風 舎
鏡なす月に今宵のうす化粧 衣
過ぐる車に袖の露おく 梯
誰しもが煙と消ゆる鳥辺山 歳
あへなきものと知れば愛しき 姫
あると見るうつつも夢のうちとこそ 草
はつかに明し春雨の朝 月
2019-10-02 21:20
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