電脳千句第7 賦何水百韻 三折表 2016.10.24~
微かなるいくさの声は風に乗り 衣
ひとのこころのやみのふかさよ 歳
やがてみな西の涯へと往くものを 梯
こゑも細りし冬の蚊なれば 花
黒髪の冷たく重く寝もやらで 草
ぬば玉の夜の衣返しつ 舎
うたてしと起きて来る子のしらみぐさ 風
秋のいで湯に流すしがらみ 香
産土神の千木に遊べる昼の月 月
かそけき音は光より生(あ)れ 姫
歌よみのあづま下りのつらねうた 歳
僅か濁れるもてなしの酒 衣
厨には菜を切る音のよくひびき 花
手毬つく子のすがた優しく 梯
2017-05-16 01:29
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